上達しないギター講座⑤「5カポでカッポレ♪」

ある方がこう言ってました。

「人間の指は5本で、ギターの弦は6本…これって理不尽だよネ?」

確かに理不尽ですが、でも考えてみれば巧みに出来てるんですヨ。

低い方から5フレット(2音半)で次の高い弦と同じ音になるのがギターのチューニングですが、4弦→3弦だけが4フレット(2音)で移行します。何故こうなっているのか?

…実際のところはわかりません。んなモン、知ったこっちゃ無い!

でもコードを成立させるには勝手が良かったからそうしたのでしょう。たった3ヶ所を押さえるだけでA、C、D、E、Gと、全11音のメジャーコードの中で5つも弾けるのですから。11打数5安打、打率.455…まずまずの打撃力ですネ(意味不在)。

Fコードがどうしても必要になるのは、C(ド、ミ、ソの和音)を基準に考えるからです。C→F→G7という基本的なコード進行の呪縛がある以上、Fの壁は何とか克服しなければなりません。

しかし、ギターにはカポダストという便利な道具があります。コイツを使えば面倒なFなんて押さえる必要はありません。

1カポならE、3カポでD、5カポのCも、理論上はF(ファ、ラ、ド)と同じ構成になります。C→F→G7の進行も、5フレットにカポを付ければG→C→D7と楽チンなコードで乗り切れます。どうしてもFが弾けない、弾けても面倒臭いといった場合には、迷う事無く5カポで突っ走っちまいしょう。

ただしメジャーコードばかりで進行する曲ってほとんどありませんから、いずれEmなんかが出てきます。困ったコトに5カポだとBmです…バレーコードはなかなかの呪縛能力なので、ここはやはり早めの克服が無難でしょう。

カテゴリー: 未分類 — hayato 10:17 AM  コメント (0)

上達しないギター講座④「本も買いませう」

さて、御好評頂いております(?)「上達しないギター講座」ですが、しばらくネタ切れしてまして申し訳ありません。

今回は教則本についてです。「講座」のクセに他の本に頼ろうというこのいい加減さ…

しかし、弦の交換法、チューニング、簡単な練習曲やコードの知識など、基礎を身につけるには手っ取り早いですし、ここでわざわざ書くのも面倒なので…

教則本に頼りましょう。

教則本に従って練習に励みましょう。

…さあ、弾けるようになりましたか?これであなたも立派なギタリストです!

って、これじゃあまりにもアレなので、初心者がまずぶつかり易い壁、Fコード「禁断の克服法」をお教えします。これはかなりの「荒業」なので、後の保障は致しませんョ…

どうしても人差し指に力を入れようとして上手く押さえられないのが、Fを初めとしたバレーコード(セーハ、とも云う)です。力ではなくコツなのですが、そのコツってのをすぐに習得出来れば誰も苦労はしません。

実はボク、左親指の指紋を3mmほど失っています。料理中に包丁で切り落としてしまいました。まだFが上手く押さえられない頃だったのですが、アラ不思議!怪我をした左指をかばおうとすると余計な力が抜けて、上手く6本の弦を押さえるコツが解ったのです。

どうしても力み過ぎて弾けない時は、指を敢えて負傷させてしまう…あまりオススメ出来ない「禁断の荒業」です。

因みに偉そうに述べているボクではありますが、未だにB♭はまともに押さえれません。まァ、弾けないコードは使わなきゃ良いだけです。ナンとかなりますヨ!

カテゴリー: 未分類 — hayato 10:29 AM  コメント (0)

上達しないギター講座③「至って、板です」

アコースティックギターはボディーに使われる木の違いで、単板(ソリッド)と合板(要するにベニヤ板)という二種類に分けられます。

単板は制作が難しいので高価になる傾向があります。音は優れていますが、一枚モノの板は非常にデリケート。温度や湿度などに敏感ですし、少しの衝撃でも致命傷を負いやすいのです。音を良くする為に塗装も可能な限り薄くされている場合が多く、深いダメージに至る危険性は値段に乗じて高くなると考えても良いでしょう。

一方、安物に多く使われる合板は数枚の木材を貼り合わせており、更に塗装もブ厚いので、環境の変化や衝撃にも強いと言えます。音の鳴りなど気にせずひたすらガンガン弾きまくりたい、それでいて扱いにも不慣れな初心者には持ってこいなのです。

長く弾いていれば、それなりにギターの鳴りも変化していきます。どの楽器も、とにかく毎日鳴らしてあげるとどんどん良い音色になるように作られているのは確実です。最近では安物でも侮れないぐらい良いギターも多く作られています。

余談としてこんな小咄をひとつ…(半分、実話です。)

真冬に外国製高級ギター(単板)を新品で購入した方がいました。嬉しさのあまり家に着くまで我慢できず、途中の公園で弾いてみようかとハードケースを開けた瞬間、触ってもいないのにバキッとヒビが入ったのです!…単板が急激な温度変化に耐え切れず、脆くも傷モノになってしまいました。

その音色、
 奏でる前に
  音(ね)を上げて、
 売りさばくにも
  値は下がり…

お後が宜しいようで。

カテゴリー: 未分類 — hayato 10:29 AM  コメント (0)

上達しないギター講座②「買うのだ!」

ここで大事なのは、くれぐれも店員さんに相談しないコト。うっかり「始めて買うんですケド…」などと口を滑らせると足元を見られ、値段ばかり高い品物や、人気が無くて売れ残った在庫品を押し付けられます。

ではどんなモノが良いのか?と言うと、ズバリ!値段の安いギターです。

例え予算に余裕があっても、安物にして下さい。これはもしも挫折した時や、不手際で傷を付けてしまった際の「心のダメージ」を軽減させる為にも有効となります。

安物なので、少々手荒く扱っても構いません。とにかく、傷だらけになるまで弾いて弾いて弾き倒して練習しましょう。穴が開いたりヒビが入ったらガムテープで補修し、表面の塗装が傷付いた程度ならそのまま放っておきましょう。見た目の味わいも深まり、「自分のギター」という所有欲や愛着もひときわ高まる、といった公算です。

実は安いギターをオススメするのには、しっかりとした理由もあるんです(じゃあ上記は何だったんだ?ってのは聞かないように…)。

詳しくは次項にて。

カテゴリー: 未分類 — hayato 12:48 PM  コメント (0)

上達しないギター講座①「準備と心構え」

これからギターを始めたいという方の為に、ボクなりの「ギター講座」を開講します。

ただし、受講生は「上達したくない人」限定で…

まず、手元にギターが無い場合、どうにかして用意する必要があります。買うか、貰うか、盗むか、作るか…作るという選択肢は捨て難いのですが、市場にはギター専用木材なんて出回りません。一枚板をボディー周りに合わせて曲げる労力だって半端ではなく、そんな技術があるならギタリストなど諦めて、曲げわっぱ職人として伝統工芸の道を目指して下さい。

捕まらない自信があっても盗むのはいけません。お天道様が見てますョ…

しかしいきなり本物を買ってしまうのも味がありませんので、最初は代用品で雰囲気から始めてみてのは如何でしょうか。近頃話題の「エア・ギター」はあまりオススメしません。ホウキやモップ、テニスラケットなど、やはり何かしらの物体を実際に持ってみるのが良いでしょう。

既に手元にギターがある場合は、ギター用の弦を張らずタコ糸か輪ゴムを張ります。弾けもしないのにまともな弦で始めてしまうと、アッという間に挫折する危険性が高くなります。

あとは自分の好きなCDでもかけて、それに合わせて弾いているフリをしてみます。

この際「何やってんだ…」と自己嫌悪に苛まれたアナタは失格です。代用品は本来の用途へ戻し、ギターならとっとと質屋にでも流してしまいましょう。

何事も「格好から入る」のが基本…「なかなかイケてんじゃん!」と自己陶酔出来るか否かが、まずは第一条件となるワケです。

カテゴリー: 未分類 — hayato 12:34 PM  コメント (0)

本当、ライブってヤツは…

ライブとは会場の大小ではない…前回、そう書いた。

今までで一番大きかった会場は確か「かでる2・7」だと記憶している。小ホールだったけど、それでも300人は入っていたかな?ボランティアについて考える講義や座談会の合間に唄うという、考えてみりゃおかしなイベントだった。

他にもバンドが数組出ていたが、バンドはちゃんと「ライブの部」と時間が設けられている。弾き語りのボクだけが座談会の時間帯の合間…議題が議題なのでそれなりにお堅い雰囲気が支配している中での出演…まあ、とにかくやりにくかった。

そこで役に立ったのがMCというヤツである。唄う雰囲気でないほど武器になる。少々つまらない話題でもクスッと客席から起きればこっちのモノなのだ。

しかし、その逆もあるからライブってのはおっかない。せっかく客席が唄を聴く姿勢になっているのに、余計な喋りで場をシラケさせてしまう場合もある。

ボクのMCは結構、一か八かの駆け引きだったりする。喋ってみて手応えがなければすぐ曲に行けば良いのだが、その見極めも最近になってある程度出来るようになった。以前は挽回しようとしつこく喋り続けてしまい、更にズルズルとドツボにハマっていくコトが多かった。今でもたまにその癖が出る時があったりして…

どこでどちらに転がり出すか、一先ずはやってみなくちゃ解らない。本当に、ライブってのはいつまで経っても恐ろしいヤツである。

カテゴリー: 未分類 — hayato 11:44 AM  コメント (0)

「洛陽」の見えざる壁

どうしてもボクの音楽活動の原点は薄野の路上だと思われがちだが、自分の中での原点は別の場所にある。

札幌でライブが出来そうな場所を探していた時、紹介されたのが「洛陽」である。昼はカレー屋、夜はバーとなる、20人も入れないような小さな店。「まさかここでライブを?」最初はちょっと信じ難かった…

そこそこ広い空間に小高いステージがあり、そこにはアンプやドラムセットが並び…そんなイメージを持って探していたのだが、ここはまるで程遠い。この狭さならマイクすら不要だし、あまりに近い客との密着感は唄うのに邪魔になりはしないか?

しかし、実際やってみて気付いた。ライブとは、単純に「会場の規模」では計り切れないモノなのだ。

店内の全集中力をコチラに向けさせるのにかなり苦労した。舞台と客席には「見えない壁」がムクッとそびえており、一生懸命苦心してようやく壊れかけたかと思ったら、ふと気を抜いた次の瞬間にはまた一段と高く分厚い壁が出来上がっている…ボクなぞ何度となくその壁に跳ね返された。

大きい規模のライブは舞台度胸も付くが、同時にやりっ放しの無責任さという負の感覚も体得してしまう。小さな会場だからこそやりっ放しは許されない。マスターや店の常連客の意見を伺ったり、時には熱く議論を交わしたりしながら、ボクはこの「洛陽」で鍛え上げて頂いた、と自負している。

惜しくも閉店して5年…今月、マスターやかつての常連さんが集まる日がある。勿論、ボクも参加する。そこそこは成長した姿を見せられたらいいかナ?もしかしたら「難攻不落の壁」を作っちまったりして。どうか、そうはなりませんように…

カテゴリー: 未分類 — hayato 10:16 AM  コメント (0)

なぎら健壱について

今現在は俳優、タレント等として活躍しているが、元を辿ればフォーク・シンガーという人は多い。その中でもなぎら健壱は特筆すべき方である。

普段テレビで見せる姿は下町評論家、自転車マニア、嘘のような面白ネタ?の語り部など。ごくたまにフォーク・ソングを特集した番組でその知識を披露するため、一部では「フォークに詳しい人」と誤認されているみたいだが、ただの「詳しい人」ではない。正真正銘の「フォーク・シンガー」なのだ。それでも『悲惨な戦い』といった唄が代表的なのでどうしてもコミック・ソング、放送禁止歌のイメージばかりが先行しがちである。

かく言うボクもそうだった…復刻盤CD『葛飾にバッタを見た』はシャレのつもりで買ったのだ。しかし、シャレのつもりが聴いてビックリ!いきなり1曲目のインストルメンタル『銀次ラグ』でブッ飛んだ。まるで1本のギターで演奏しているとは信じられなかったのだ。

実はなぎらさん、日本の音楽界では「屈指のカントリー・ギタリスト」として称賛されている。カーター・ファミリー・ピッキング、チェット・アトキンス奏法など、アメリカのカントリー・ミュージックで確立されたテクニックをいかんなく操る名ギタリストなのだ。

楽曲の視点も鋭く、何よりフォーク・ソングを愛してやまない気持ちが伝わってくる曲が多い。もう少しミュージシャンとしてメディア露出してほしい気もするんだけど、そこをなかなか見せないってのも逆にカッコ良かったりする。

喋りの面白さなんかもヘタな若手芸人よりツボを得ているし、もっと高く評価されても良い人物だと思うのだが…余計なお世話か?

カテゴリー: 未分類 — hayato 10:08 AM  コメント (0)

アナログ人間は終了しません。

2011年、テレビの地上波放送がデジタルへ完全移行する。

我が家のテレビはアナログどころか音声だってモノラルのブラウン管…辛うじて平坦な画面のフラットブラウン管で、外部入力端子にデジタル用があるぐらい。DVDの音声は20年程前のコンポのCD用の入力に繋げてあるので、DVDなら映像も音声もデジタルで堪能できる。

このコンポは兄が高校入学のお祝いに買ってもらったモノで、現在ボクが使っているのはアンプとイコライザーのみ。CDプレーヤーは故障、カセットデッキとラジオチューナーはスペースの関係上接続していない。

歴史を偲ばせるのがアンプにあるDATのジャンクション。泣ける…従来の磁気ではなくデジタル信号で記録するカセットテープである。当時はCDに続く最新鋭のオーディオ機器だったが、MDの普及に伴い次第に人々の記憶から忘れ去られていった…

昔はベータやLDなんてのもあったけど、もう誰も覚えちゃいない。かつて主流だったVHSすら絶滅危惧種。同じVHS方式でもSやらCやらといろいろ高品質や利便性を追求した技術も生まれたが、最新のデジタル機器に比べれば勝ち目は無い。

サイズは小さく、容量は大きく…確かに便利だけど、同時に愉しむ味わいの度数も減ってきてはいないかい?

確かにLPはかさばる。でもジャケットは芸術作品みたいだし、レコード盤本体はデリケートなので状態にも気を遣う。繊細な溝に針をソッと乗せた時の「ブブ…サー…」という、あの何とも趣のある雑音…

粗雑で曖昧、それでいてデリケート…こう聞くと人間性ってアナログの特色に近いように思えてくる。0か1だけで判断するような小さい人間なんて面白くもなんとも無いしネ。

カテゴリー: 未分類 — hayato 11:59 AM  コメント (0)

何の某

街角でギターを持ってボーっ…としていると「何、出来るんですか?」と聞かれる。何も出来なきゃ居るワケないぢゃんか…等と考えながら「何も出来ませんけど…」とヘソを曲げて答える。

その「何」とは、何を求めた質問なんだろうか?

音楽をすぐジャンル分けしたがる人が居る。きっと聞いてくる「何」ってのはそこだ。

別に何だって構わない。聴いた方の判断に任せている。どう聴こえようが、こっちの知った事ではない。

不思議な事に、ボクの唄は聴いた人の好みに因って様々なジャンルに姿を変えているようなのだ。ロック好きにはロックに、ブルース好きにはブルースに、パンク好きにはパンクに感じるらしい。

ボクの音楽性はごった煮のヤミ鍋状態…やってみて出て来たモノ、それこそが現実である。

アングラ・フォークを自称しているが、聴いているのはフォーク系統ばかりではない。ディスコ・ミュージックや「テクノの元祖」クラフトワークが好きだったり、ジャズもよく聴いている。

異色なのはコンゴ共和国のコノノNo.1というバンド。民族楽器であるリケンベ(通称・指ピアノ)を電子化し、手製のスピーカーを通して爆音で演奏する。他にも太いバネをギロの替わりに、自動車のホイールをシンバルにするなど、もう「民族音楽=原始的」というステロタイプを軽々と飛び越えた豊かな創造性がある。

こんなんばかり聴いているんだから、いつ、どの時点で「何」が飛び出すか解らない。生ギター1本でクラフトワーク…はちょっと無理だが、もしかするともしかして?

いや、それは無いです…

カテゴリー: 未分類 — hayato 10:40 AM  コメント (0)